エンジンの慣らし運転が500キロ終わったとのことで、サーキット走行の多い車両なので念のためカム周りを分解点検します。
今回の修理前よりエンジンノイズが減って静かになったとのことです。
Z1000Mk2 W.H様 慣らし後のエンジン点検
Z1000Mk2 W.H様 エンジンマウントボルト交換
リヤの下側のエンジンマウントボルトが入荷したので交換します。ノーマルより少し長い物です。
左右に10ミリずつプレートを挟んでいるので、ノーマルボルトでは強度も長さも足りなくなったので交換します。右側はマフラー吊り下げ用のプレート。
Z1000Mk2 W.H様 ジェネレーターローター修正
Z1000Mk2 W.H様 エンジン腰上組み立て
こちらが今回使用するピストンとシリンダーです。ピストンはワイセコφ73ミリ、シリンダーはビッグボア用スリーブに交換してボーリングしたものです。このままφ74ミリまでボアアップ可能です。
カタログ圧縮比は10.25:1で、ワイセコの標準的なものです。パッケージなどはリニューアルされていますが、ピストン自体は古い設計のままのようです。
Z1000Mk2 W.H様 エンジン腰下車載
手狭のガレージから持ち帰っていただいた車体をエンジンを積むので持ってきていただきました。4か月ぶりに復活します。
作業し易いよう、今回もエンジンは腰下のみ組んだ状態で車載します。
