エンジンの塗装準備の続きから。カバー類のガスケットを剥がして清掃し、点検します。

ここにあるものは概ね良好です。ヘッドカバーは北米の二次空気導入装置付きから出っ張りのないヨーロッパ仕様に変更しています。

エンジンの塗装準備の続きから。カバー類のガスケットを剥がして清掃し、点検します。

ここにあるものは概ね良好です。ヘッドカバーは北米の二次空気導入装置付きから出っ張りのないヨーロッパ仕様に変更しています。

ヘッド、シリンダー、クランクケースと、主要な部品が交換することとなったエンジンの再生を進めます。

ドナーのシリンダーヘッドはエキゾーストスタッドのボスが2ヵ所壊れているので先ずは修理します。他にもバルブガイド交換、バルブシートカット、面研を行う予定。

交換用ヘッドをレストアします。カムホルダーネジはJ系エンジンのウィークポイント。このヘッドも数ヵ所既に修理されており、現状でも更に数ヵ所トルク抜けしているので、全ヵ所ヘリサート入れます。先ずはネジ穴をφ6ミリに広げます。

今回は長めのボルト、右側のキャップボルトを使用します。

オークションでタイムリーに見つかったクランクケースが届きました。

シリアル番号から説明の通りZX1100-A2 GPZ1100のケースと解ります。型式はZ1100GPと同じKZT10BEなので、車検もこのまま通ります。

元のヘッドはリフターホールの摩耗が多いなどの理由で交換することにしました。そこでヤフオクなどを探しましたが今は良さそうなヘッドが見つかりません。ストックしている部品から使えそうなヘッドを探すことに。先ず、使えそうなエンジン丸ごとが3基あります。

そして使えそうなヘッド単体が2基あります。ちなみに上段にあるシルバーのヘッドはカムホルダーが無いので候補から外します。
