Z1100R T.N様 ヘッドの分解点検

ヘッドを分解点検します。ガラスビーズのメディアが至る所に残留しているので、それが気がかりです。

 

ガイドのガタも少なく、状態はいいようです。止まりのネジ穴の多くにはガラスビーズが若干残っていました。

 

燃焼室のカーボンを落とします。

 

バルブのカーボンを落とします。

 

最初の洗浄終了。止まりネジ穴にはガラスビーズがまだあるので、更にしつこく洗浄します。

 

外さないで作業していたツインプラグ用の追加プラグですが、どうやら座面が密着していないようです。ガスケットが固定されていません。

 

その動画がこちら。座面のワッシャーがエアで動くのがわかります。

 

プラグを外してみると、ネジの根元にストレート部がある特殊形状のプラグでした。ガスケットも潰れていないのがわかります。排気漏れの痕もありました。

 

まだ何か残っています。

 

これがエア圧で動いていたスペーサーのようです。

 

このようにスペーサーが入っていました。ネジ部の不足を補う目的でしょうか。それでもまだ厚みが足りていません。

 

プラグのネジヤマは口元まで切られているので、入り口が少し潰れています。

 

スペーサーは4本とも入っていました。

 

特にリーチを調整するほどシビアでもないので、NGKのサイトからこのプラグネジ形状に適合するプラグを探します。

下がNGKプラグの品番の説明です。

03_01_manual

 

表からCR8ESがちょうどいいようなので発注します。

因みに、CR8ESはCR8EBのリーチが短いものです。右が付いていた物。

 

カムホルダーネジのトルクも問題ありません。