ワークスMk2タイプのワンオフローターです。インナーローターはサンドブラストしてからクリアアルマイトしています。

裏側はこんな感じ。アルミの総削り出しです。

アウターローターはM6の皿ビスで取り付けますが、高熱にさらされ固着し易いので、スレッドコンパウンドを塗って締め付けます。

締め付けはトルク管理が必須です。

ローター組み立て完了です。外径はフロントがφ296ミリ、リヤがS1と同じφ234ミリです。

車体に仮付けします。

フロントホイールを外します。


ベアリングはインナーローター側に付くタイプなので、ホイール側のベアリングは外します。

左側はそのままボルトオンです。

取り付けるとこんな感じ。

右側はホイール側のフランジを少しカットしてから取り付けます。

フランジのカット後はこちら。元のベアリングは再圧入できるので復元することも可能です。

ハブ内部のディスタンスカラーを挿入します。

右側のローターを取り付け後、専用の中空アクスルシャフトを取り付けます。この状態で純正フォークにボルトオンです。

ホイールとハブの接合部はこんな感じ。今回のホイールはZ用の4穴タイプで、ネジ穴の周りが肉抜きされています。なのでホイールに合わせて4穴止めとしています。

車体に取り付けるとこんな感じ。

続いてリヤへ。ローターを取り付けます。

リヤスプロケットもワークスタイプ。ISA特注のソリッドスプロケです。サイズは530×38T。

リヤホイールを仮付けします。現在塗装中のワークススイングアームができてきたら、カラーなどをそれに合わせて製作しフィッティングします。

右側はこんな感じ。

こちらは前後のキャリパーサポートとスピードメーターギヤBOXマウント製作中の様子。それぞれの厚さのジュラルミン板から切り出します。

外周を整えてネジ切りし、ヘアライン加工して完成です。
