Z1000R1 K.K様 ワークスS1仕様製作 ペダルと薄型ジェネレーター取り付け

 

ペダルはお持ち込みのこちらを使います。軸受けにはミニチュアベアリングが使われていますね。

 

そのまま取り付けると、スラスト隙間が無いので渋くて動きません。

 

内側は小径のワッシャーを入れ、ペグ側のピンは段付きに削ってベアリング外輪のクリアランスを確保します。

 

体重は全てM8ボルトと狭いベアリング内輪で受け持つので、ペグの剛性は弱そうですね。

 

ペダルを取り付けます。今度はスムーズに動きます。

 

ブレーキペダルはサイレンサーに干渉して動かせないので修正します。

 

後ろのステー部分を一旦カットします。

 

クランク形状にしてマフラーを逃げた形にします。

 

ジェネレーターはお持ち込みのノーマルを使用する予定でしたが、よく見るとマグネットが割れていました。

 

小さく欠けているだけでなく、クラックが入って分断されています。長期の使用では破損が心配なので交換することに。

 

純正のジェネレーターローターは既に生産終了となっています。今回はもともと計画していた薄型ジェネレーターキットを使うことに。全て新品部品なので、耐久性も問題ありません。現行車のマグネットとコイルなので、発電量も上がります。

 

一部は純正部品を使います。ハーネスを押さえるプレートなどは生産終了品なので、元のカバーから外して使います。

 

キットの部品は全て仮組状態で納品されます。必ず既定のトルクで締め付けてから使います。回転部分はネジロックを併用した方がいいでしょう。

 

トルクレンチで確実に締めます。

 

クランクのテーパーは、少しカジリがあるのでオイルストーンで凸部を削り取って修正しておきます。

 

ローターASSYを組み付けます。

 

センターボルトもネジロックを塗布して締め付けます。

 

締め付けは規定トルクでしっかりと。

 

カット加工済みのカバーは、念のため溶接部分にボンドを塗ってリーク対策しておきます。

 

コイルを組んだらカバーを組み付けます。

 

薄型ジェネレーターキット、取り付け完了です。