Z1100R T.N様 S1キャリパーサポートのテスト走行

S1キャリパーを組み立てます。

 

シールにシリコングリスを薄く塗って、シール溝に装着します。

 

ピストンを挿入します。

 

2ピースを合体します。

 

ボルトを規定トルクで締め付けます。

 

雰囲気作りでS1同様ワイヤリングします。

 

各ニップルホールの中に、シール用のコマを入れます。

 

ブラインドプラグを使って締め込み、圧入します。

 

コマが入った状態はこちら。

 

ブリッジチューブを取り付けます。

 

ブリーザーとブラインドプラグを取り付けます。

 

これでアッセンブリー完了です。

 

使用するパッドは互換性のあるV-MAX用パッドの内、一番レーシーなデイトナゴールデンをチョイス。

 

今回のロットはパッドが少しきついようです。

 

側面を0.05ミリほど削ります。

 

再度、キャリパーに装着。まだ一部がきついようです。

 

あとはキャリパー側の干渉部分をヤスリで修正します。

 

これで大丈夫。

 

パッドピン用のベータピンは、既成の物では長くて干渉するので、少し短くカットします。下側がS1キャリパー用に加工したものです。

 

パッドピンにベータピンを通すとこんな感じです。

 

パッドも入れるとこんな感じです。

 

組み立て後、エア圧で漏れチェックします。

 

漏れが無く、ピストンがスムーズに動くことを確認します。

 

S1キャリパーサポートへの装着の際は、ローターとキャリパーのセンターをシムで調整します。

 

取り付けるとこんな感じです。

 

既存のキャリパーとホースを外します。

 

この機会にブレーキホースを更新します。

 

現車合わせで長さを決めてホースを組み立てます。

 

ビニールホースを通して完成です。

 

ホースを車体側に取り付け、ねじれを修正してフィッテイングを本締めします。

 

フルードを入れ、マスターから大方のエアを抜いたら、ブリーザーからも抜けるだけ抜きます。

 

最後に、キャリパーを車体から外し、ブリーザーを上に向けて残りのエアを抜きます。

 

試作したS1キャリパーサポートをチェックするため、試運転に向かいます。

 

先ずは、ガレージ周辺でフィーリングをチェック。

 

その後、ワインディングを目指し、調布ICから中央道へ入ります。

 

上野原ICを下り、鶴峠経由で奥多摩湖に付きました。

もう日没は過ぎたので、気温もかなり涼しくなってきました。

 

R411を柳沢峠方面へ走ります。

 

峠の手前は、一部ウエット路面もあり、微妙なブレーキタッチの確認もできました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのまま峠を越え、勝沼ICから中央道で戻ります。

S1キャリパーサポートは、5ミリ厚の7N01板製で横剛性はありませんが、剛性感も十分あり、終始安定したブレーキタッチでした。