Z1000LTD K.Y様 リヤホイールベアリング交換 カムプラグオイル漏れ修理

 

ホイールベアリングが入荷したので交換します。

 

短かったディスタンスカラーを延長加工し、ベアリングは再度新品交換します。

 

こちらが延長して元の長さに復元したディスタンスカラー。そもそもどうして短く削ってあったのでしょうか。旧車はいろいろなトラップが仕掛けられているものです。

 

新しいベアリングを圧入します。

 

キャリア側のベアリングも今回新品交換しています。

 

右に8ミリほどズレていたリヤのホイールセンターも修正し、トルクロッドがズレた分をオフセットアダプターで繋ぎます。

 

キャリパーが少し後ろになりましたが、ホースの長さは足りました。

 

リヤローターはだいぶ摩耗しています。凹んでいるところは約5.7ミリほど。

 

元は7ミリで限度値は6ミリです。ローターは早めに交換した方がいいでしょう。

 

続いてカムプラグからのオイル漏れ修理です。前回6月にエンジン全分解してクランクケースを交換しています。まだ4ヵ月余りなので工賃はサービスです。

 

ヘッドカバーを外します。

 

カムプラグを外します。ボンドは結構張り付いていましたが、これでも少しオイルが滲むようです。

 

再び純正カムプラグと社外のガスケットで組み立てます。

 

カムプラグはアセトンで脱脂します。

 

エンジン側もアセトンで脱脂します。

 

カムプラグに液体ガスケットを薄く塗布します。

 

エンジン側にも薄く塗布します。

 

カムプラグをセットし、上面にも液体ガスケットを少し塗布します。

 

ガスケットをセットします。

 

ヘッドカバーを取り付けます。通常はこのような手順です。

 

はみ出した液体ガスケットは拭きとっておきます。

 

しばらく置いてから試運転します。これで安心して乗れることでしょう。