前後ローターを弊社のS1タイプに変更するので、ホイールを外して寸法計測します。

現状はPMC製のS1ローターです。左側はスピードメーターセンサーがあるので、そのままではフラットなS1ローターを再現できません。

フロントホイールを外します。

ローターも外します。

左が弊社製作のS1タイプローターです。
ストリート用マグホイールを使って、左右ともフラットで、特徴的なベアリングマウントも兼ねたS1ローターを再現しています。

通常はZ1000R1フォーク用しか用意していないので、今回の1100R用は更に新設計となります。
ホイール周りを精密に計測します。

1100Rの場合、従来の専用中空アクスルシャフトは成立しないので、ノーマルアクスルシャフトを使うタイプを新設します。

続いてリヤ周り。

ホイールを外します。

現状のローターはφ250ミリです。

現状のアクスル周りのアライメントを計測します。

リヤローターを外し、ホイールハブ周りも計測します。

エキセントリックも弊社のS1タイプに変更するので、こちらも精密に寸法取りします。

サンプル部品を使って適合の確認をします。

仮組するとこんな感じです。

エキセンの素材は高強度アルミ鋳造品です。S1もマグの鋳造品です。

右側はS1同様、エキセンにネジを切ったナットレス構造にします。

計測した寸法を元に、先ずは計画図を描きながら形状を検討します。

完成した計画図を元に、個々の部品図に落とし込んでいきます。

フロントインナーローターとエキセンの素材はこちらです。


