Z1000J1 T.N様 S1化計画 バルタイ調整と仕上げ

  

カムを組んだらバルブクリアランスを調整します。

 

ステージ1クラスのハイカムなのでアウターシムにしています。なので、バルブクリアランス調整もらくらく。

 

バルブクリアランス調整が済んだら、バルブタイミングを調整します。先ずは上死点を正確に割り出し、全円分度器をセットします。

 

バルタイは、初めにエキゾースト側から。

 

続いてインテーク側を調整します。

 

バルタイ調整が済んだらピックアップコイルを取り付けます。

 

S1タイプのパルシングカバーを取り付けます。

 

ヘッドカバーはコブの無いヨーロッパ仕様に変更。塗装はセラコート、サイドはJと同様にポリッシュ仕上げとします。

 

ヘッドカバーを取り付け、いよいよエンジンは完成です。

 

マフラーは、いらないスプリングフックを削除し、バンド止め用に割を入れてから塗装します。

 

バッフルはグラスウールを増します。

 

この方が重低音が強調されます。

 

塗装したサイレンサーにバッフルを挿入します。

 

マフラーを取り付けます。

  

後方はこんな感じ。

 

S1スイングアームは、エキセントリックの回転でカラーが少し引っかかるので、内側の溶接ビードの出っ張りを削って平面にします。

 

反対側も同様に。

 

エキセントリックは、先ず後ろの割りにマークを合わせて左右の位置をシンクロさせます。

 

一旦、エキセンクランプを締め、この時点でリヤのアクスルシャフトを規定トルクの10kg・mで本締めします。再度、左右のエキセンクランプを緩めておきます。

 

チェーンは530を使用します。

 

チェーンの張り調整は、アクスルシャフト頭の6角にレンチをかけ、左右同時にエキセンを回して合わせます。最後に左右のエキセンクランプボルトを規定値の4kg・mで本締めします。キャリパーのトルクロッドも最後に本締めします。

 

スイングアームの垂れ角が大きめなので、ジャッキアップでのチェーンのたるみはやや大きめに感じますが、チェーンは決して張り過ぎないように。

 

チェーンはバタつきでスイングアームと干渉するので、透明なビニールチューブで保護しておきます。

 

チェーンはバタつくとフレームとも干渉するので、こちらもビニールチューブで保護しておきます。

 

キャブ後方隔壁とブリーザーホースを取り付けます。

 

ブリーザーホースはスイングアームのキャッチタンクに接続します。

 

完成まであともう少し。