Z750FX1 T.K様 

  

キャブの分解点検後の試運転でも、特に改善は見られませんでした。エンジン不調の原因は他にありそうです。

現在の点火系はイグナイターとピックアップコイルがノーマルです。

 

イグナイターを交換してみますが、これも特に改善せず。

 

ヨシムラマルチテンプメーターも不具合があるとのことで一緒に点検しますが、面白い動きを発見。電源線を抜いても、エンジンをかけると表示が付いたり消えたりします。新品のヨシムラ―メーターをつないでも同じ動作です。

 

先ほど新品交換したばかりのプラグを見ると、1番4番はくすぶっています。

 

そうするとイグニッションコイルが疑わしくなります。現在のコイルはカワサキの他車流用です。長年これで調子良く走っていました。

 

試しに1000Jのノーマルコイルをつないでみると、エンジン不調は無くなりました。

 

イグナイターを元に戻してみます。エンジンは快調です。結果的にイグニッションコイルの不調だったようです。

  

信頼性向上のため、点火系はウオタニSP2のフルキットに交換することに。

 

ピックアップコイルを交換します。

 

プラグコードとキャップはもとのワークス仕様を外して移植します。

 

SP2コイル用のターミナルを取り付けます。

 

コイルとコードを取り付けます。

 

ユニットを取り付け、配線します。

 

試運転に向かいます。

  

雨が降り出しそうなので短時間のチェックでしたが、全域で調子良くなりました。明日、もう少し時間をかけて確認しようと思います。