エンジンを分解します。

スパークプラグはトルク不足でした。よく見るとガスケットも潰れていません。

車両を入手してから特に点検していないとのことで、
カムホルダーなども含めて、全体的な点検のご依頼です。

点検の前に、先ずはリヤショックをお持ち込みのワークスパフォーマンスに交換します。
全長が385ミリと長く、オーバーホール歴もあるそうです。

1000Jの丸メーター用のアウトプットシャフト駆動スピードセンサーですが、従来品に替えて信頼性のより高いセンサーにバージョンアップします。
使用するのはこちらのデイトナ製スピードメーターセンサーです。
品番は90666です。

更に、指示値を校正できるよう、スピードメータ補正装置として知られるスピードヒーラーの適合も確認できました。
こちらは汎用タイプのSH-V4モデルです。

S1キャリパーの出荷に向けて組み立てします。

先ず、フレア加工されたブレーキチューブなどとの接続箇所には、この真鍮製のコマを圧入します。
通常は母材に逆テーパー形状を直接作り込みますが、製作のし易さを考慮して先端テーパー形状のコマを軽圧入する構造になっています。
もし傷ついた場合は、ドリルで揉み取り、新たなコマに交換することになりますが、補修用部品は無いので新規に製作することになります。

エンジンオーバーホールの為、エンジンを下ろします。

マフラーは後半がかなり加工されていますが、集合部のジョイントからは排気漏れするとのこと。アルミテープが巻かれています。
