Z1000Mk2 S.T様 ヘッド組み立て

バルブのカーボンを落とします。

その途中で、インテークバルブの1本に曲がりが確認できました。

 

他のバルブは特に問題無いので、この1本だけ新品交換します。

 

バルブ曲がりの動画がこちら。

 

バルブコンパウンドを付けてバルブ擦り合わせをします。

 

タコ棒を使って1ヶ所1分ずつくらい。

 

バルブが曲がっていたところは当たりが出るでしょうか。

 

幸い、バルブシートは大きく傷んではいないようです。

 

更に、光明丹でバルブシートの当たりを確認します。

 

光明丹をバルブフェースに薄く塗ります。

 

バルブをタコ棒にセットして、この位置からパチンと一発打ち付けます。

 

当たりもOKです。

 

バルブ擦り合わせが終わったら、ヘッドをもう一度洗浄します。

 

バルブを組み込みます。

 

エキゾーストスタッドも取り付けます。

 

これでヘッドは完成です。

 

続いて、交換用のZ1000ST用クランクケースの組み立て準備をします。

 

ガスケットを剥がします。こちらも全体で1時間以上かかる作業量です。

 

ミッションベアリングを交換します。

 

全分解して、シャフトとギヤをそれぞれ点検します。

 

インプットシャフトを組み立てます。

 

続いてアウトプットシャフト側。

 

ドグはやや摩耗の進んでいるところもありますが、事前のチェック走行でギヤ抜けが無かったので継続使用します。

 

ミッションギヤのアッセンブリー完了です。

 

洗浄したクランクケースは、比較的きれいな上物です。

 

3軸をセットします。

 

ロアーケースには、元のMk2ケースから外したシフトメカニズムを移植します。シフトドラムも特に大きな摩耗はありません。

 

シフトフォークピンも摩耗無しの上物です。

 

シフトの確認のため仮組します。後の作業は部品待ちの為暫くお休みです。