既存のワークスタイプオイルクーラーのホースを取り付けます。

エンジン側取出しは純正品を改造して作ったものです。できるだけ低く作っているので、キャブ下の空間は広々しています。これならキャブ車載でのメインジェットなど交換は容易にできます。

キャブ後方には隔壁を設置。

クラッチケーブルのクランプは、純正品に収縮チューブを付けてキズ防止にします。

ケーブルとエキパイのクリアランスが狭いので、クランプは2個使いで止めました。

続いてCRキャブ。今回はバイパスポートが追加工されたものに変更します。目的はアイドリングの安定化です。

外観でわかるのはエンジン側ポート内を覗くと小さな穴が開いています。

ドライバーの先で示したところの穴がバイパスポートです。ここからアイドリング専用の混合気が吸い出され、低い回転でもアイドリングが安定するようになります。概ね1000rpmでもOKです。セッティングは通常とは少し異なり、スロージェットをかなり小さくし、本来のスロー系統の混合気量とバランスさせます。

新品のCRキャブを取り付ける際は、ケーブルのアジャスターネジをセットし易いよう、ケーブル受けのネジは拡大して無くしておきます。

ジェット類は一旦外して脱着し易いようにしておきます。特にメインジェットはこのようにエマルジョンチューブと一緒に取れてくると、車載のままの交換時にはやり難くなります。チューブはキャブ側にしっかり締め付け、メインジェットは少し軽めに締め直すことで、メインジェットだけが脱着できるようにしておきます。

フロートチャンバー内も開けてチェックします。

キャブを取り付けます。あとは電気系統ですね。
