Z1000J2 U.S様 ワークスS1仕様 リヤモーリスのハブ緩みとダイマグセットアップ スプリームS1シート取り付け

 

リヤホイールもダイマグに変更します。

 

既存のモーリスを外します。

 

ハブダンパーハウジングのボルト6本が全て緩んで出てきているようです。

  

ガタがあるまま走行したので、叩かれて面が傷んでいますね。

 

ネジ穴はほとんど破損していたので、全てヘリサートを入れることに。下穴を開けます。

 

ヘリサートタップを立てます。

 

ヘリサートを挿入します。

 

オイルストーンで面を修正します。

 

修正後はこちら。

 

緩んだM8ボルトは痛んでいるので全て交換します。汎用のキャップボルトでは外径が大きいので少し径を落とします。

 

スプロケキャリア側の面もかなりあばた状になっていますね。

 

オイルストーンで面出しします。

 

修正後はこちら。

 

ハウジングをハブと合わせてみますが、やや隙間ができますね。ディスタンスカラーに当たるようです。

  

右側のベアリングを少し外に出しておきます。

 

ボルトにロックタイトを塗布してダンパーハウジングを組み付けます。

 

規定トルクで締めます。

 

先ほど少し外側に押し出した右側のベアリングをディスタンスカラーに当たるまで圧入します。

 

 

浮き出たボルトでバリが出たところをヤスリで修正します。

 

修正後はこちら。

 

モーリスの修理完了です。こちらのホイールはこれから製作する2号車へ流用するとのこと。

 

リヤのダイマグを取り付けます。

 

ホイールのアライメントが異なるので、厚みを変えて各カラーを新たに製作します。

 

新しいローターになるので、パッドはローターへの攻撃性が低い柔らかい材質のものに変更します。

 

ローターのオフセットも若干変わりました。

 

リヤアクスルを規定トルクで締め付けます。

 

チェーンの張りを調整します。

 

続いてチェーンガイドローラーのブラケットを製作します。現在はローラーブラケットが別体となっていますが、今回はステッププレートと一体化したものを製作します。

 

製作したものはこちら。

 

プレートを交換します。

 

ワークスバックステップのプレートとガイドローラーのブラケットを一体化したものはこんな感じです。

 

続いてエンジンオイルとフィルターを交換します。

 

最後にシートを交換します。奥にあるものが今回使用するスプリームS1シートです。

 

既存の物はノーマルスポンジを削って製作する従来タイプでした。

 

スプリームS1シートはトゥーズカスタム製のスペシャルスポンジを使ってS1仕様にしたものです。

 

テールASSYを外します。

 

裏側はこんな感じ。分解していきます。

 

シートが分離できました。こちらのシートも2号車行です。

 

スプリームS1シートで組み立てます。

 

組み立て完了。

 

シートASSYを取り付けます。

 

シート形状は基本的に同じ。乗り心地は体重分散が良くてお尻が痛くなりにくく、且つフワフワしなで適度に固くホールド感があります。

  

このあとチェック走行したら完成です。