Z1000R1 O様 エンジンマウントインシュレーター交換

 

エンジンマウントインシュレーター交換のご依頼です。30年以上所有している中で交換歴が無いのでお勧めしたところ、今回交換することになりました。

 

エンジンを持ち上げるので補器類を外します。

 

現状は、チェーンの張力でエンジン左側が後ろに寄り、リヤのエンジンマウントボルトが曲がってきています。このままではクランクケースへのダメージが広がるので、早めの交換をお勧めしています。

 

エンジンを持ち上げ、インシュレーターを外します。

 

ゴムは硬化して緩くなっているので直ぐ外れます。

 

外したインシュレーターとボルトはこちら。現在でも純正新品部品が揃うのでありがたいですね。

 

リヤのマウントボルトの曲がりはこのくらいあります。

 

今回交換する部品はこちらです。

 

新しいインシュレーターを圧入します。新品はかなりきつく入ります。

 

エンジンマウントを復元します。

 

交換後のリヤマウント部です。新品の真っ直ぐなボルトを使っていますが、既にケース端面が摩耗していたので、若干曲がって見えます。

 

インシュレーターを交換するとエンジンは若干前寄りになり正規の位置に戻ります。チェーンの張りはきつくなるので調整します。