Z1000A2改Z1R T.M様 リヤローター交換

  

消耗しているリヤローターを交換します。

 

このローターにしてから走行は約2万キロ、0.5ミリ以上摩耗したので交換します。リヤローターは確実に減っていくので消耗品ですね。

 

合わせて、1ヶ所固着しているチェーンも交換。同時にリヤスプロケのデザインも、当時風の物にチェンジします。

 

今回の主な交換部品はこちらです。

 

スプロケカバーを外してフロントスプロケも点検します。

 

フロントスプロケの消耗はまだ少ないので継続使用します。

 

ドライブチェーンを外します。

 

1ヶ所固着しており、手で動かすのも大変なほど。こちらも2万キロほど使用しているので寿命でしょう。

 

リヤホイールを外します。

 

リヤスプロケはデザイン優先での変更です。

 

スプロケを外して、取り付け面を清掃します。

 

今回使用するリヤスプロケは、ISAで特注したソリッドタイプです。当時風にするなら軽量穴が無い方がそれっぽいですね。サイズは530×38Tです。

 

表面は、ナット座面をボルト長さに合わせて少し削っています。

 

スプロケを取り付け、規定トルクで締め付けます。

 

ハブダンパーもチェックします。問題ありません。

 

続いてリヤローターを交換します。今回はサンスタートラッドの同じデザインを使用します。外径はφ250ミリです。

 

摩耗は均一ですが、厚さは確実に減っています。

 

ローターを外したら、取り付け面を清掃します。

 

新しいローターを取り付け、規定トルクで締め付けます。

 

合わせてパッドも新品交換します。こちらも同銘柄のデイトナゴールデンを使用。

 

厚みを比較するとこんな感じです。パッドもちょうど交換時期でしたね。

 

サンスターのφ250ミリローターは、内側のパッドの裏板が干渉するので少し削ります。

 

キャリパーのピストンをひっこめる前に、フルードは少し減らしておきます。

 

新しいパッドを取り付けます。

 

裏側のクリアランスの狭い部分はこんな感じです。

 

ペダルを踏んで踏み代が出たら、フルードを規定量まで補充します。

 

フロントスプロケのナットも増し締めしておきます。

 

リヤ周りが完成しました。

 

続いて、シートロックカバーを左側の純正品に交換します。現在はPMCの新製品で、純正より少し角ばっています。

 

テールカウルを外して作業します。

 

左が純正、右がPMC製新型。

 

今回使用する純正品は、爪の片方が折れているので、ワイヤリング用の穴を開けておきます。

 

カバーとスプリングをセットして、スプリングの端をワイヤリングで固定します。

 

カバー取り付け完了です。

 

750GP純正コックが入手できたとのことので、お貸ししていたコックと入れ替えます。Oリングとパッキンは新品交換します。

  

フィルターが付いていますが、こちらは流用加工されたもののようです。

 

Z1R純正コックと取り付けは同じです。レバーがやや長いのが主な違いで、本来はフィルターがありません。インジェクション車で、別にフューエルフィルターがあるためです。

 

フューエルフィルターとホースも交換します。

 

これで一連のZ1R化作業は完成です。これからもガンガン走らせてくださいね。

 

最近、Z1Rが増えてます。