Z1000S1 I.T様 カムの摩耗

 

先日の筑波走行の最、2本目の後半からエンジンのタペット音が大きくなっていました。おそらく少しカジリがあったカムが摩耗してクリアランスが増えていると思われます。分解して点検します。

 

ヘッドカバーを外します。大きな破損は無いようです。

 

走行前の点検の時点で、既にカム山は全ヵ所カジリがあるのを確認しており、その時はリフターを全数新品にしました。その後、エンジンの慣らし運転300kmと今回の筑波走行をしています。インテーク2番のカム山が大きく摩耗していますね。その他は前回と同じようなカジリ具合です。

 

カムを外します。

 

インテーク2番以外は、カジリの進行はあまりないようです。

 

インテーク2番は摩耗が進み、カム山が低くなっています。

 

リフターの方は全ヵ所摩耗しているようです。

 

取り外して確認します。リフターは新品スタートでしたが、カジッたカムにやられたようです。あるところからは摩耗が一気に進み、インテーク2番は大きく皿型に摩耗しています。

    

カムとリフターは交換することに。これからはストリート使用がメインになるので、カムはヨシムラのステージ1に変更します。外したS1カムですが、費用をかければカム山の修正・復元は可能でしょう。