デモ車Z1000J#21 S1キャリパーのオーバーホール

 

曲がりを修正したフォークを取り付けます。今回はスムーズにステムに通るようになったので大丈夫そうです。

 

ハンドルも新品交換。フェンダーとホイールを取り付けます。

 

大きく曲がって修正したフェンダーも、ほとんど真っ直ぐになりました。乗れればいいのでとりあえずはこれで良しとします。

 

各部品は曲がりやクラックなど無いか点検しながら取り付けます。

 

外しておいたS1キャリパーから、フルードが漏れているのに気が付きました。

 

かなり大量に漏れているので、クラックなどが無いか点検します。

 

まるごと水洗いして一旦きれいにし、フルードの出所を確認します。

 

仮組してエア抜きします。

 

漏れは片方のキャリパーのシールからでした。

 

2個ともピストンを分解します。

 

シールの溝は腐食などの問題は無いようです。

 

ピストンは先端部に傷が多いので、#1000番の細かいサンドペーパーでクリーニングします。

 

クリーニング後はこちら。外したシールは角が少し丸くなっていました。

 

シールは新品交換します。S1キャリパー用は予備が無いので、代用品として自動車用のリプレイスパーツを使います。

 

とりあえずわかっている中では、ミヤコ自動車製の品番TP-13が近似の形状で代用可能です。

 

代用シールを組んでエア抜きします。

 

これでフルード漏れは止まりました。新品のシールを組むと、ピストンのスプリングバックが大きいのでレバーはややスポンジーに感じますが、使用に伴いレバーの握り代は減少していきます。

 

S1キャリパーのオーバーホール完了です。