Z1000A1 O.M様 サイドスタンド修正加工と試運転

 

ステップをワークスバックステップ化したことに伴い、サイドスタンドも修正します。

 

ノーマルサイドスタンドは、左側のノーマルマフラーを避けるために結構張り出しています。ワークスバックステップはステップをできるだけフレームに寄せたスリムな作りです。そのためチェンジペダルと干渉する場合があり、今回も若干当たるのでサイドスタンド側を修正します。因みに、市販のバックステップキットの場合はそれを回避するため、位置が高く、外側に張り出した設計になっている物がほとんどで、ひざの曲がりがきつく、乗車姿勢がガニ股になりがちです。

 

ノーマルサイドスタンドを曲がり部分で3分割します。

 

直線的に並べて溶接で仮付けします。

 

車体に付けて確認します。だいぶ奥に引っ込みましたね。

 

同時に傾き具合も調整。元よりやや起こし気味にします。

 

形が決まったら溶接で盛ります。

 

研磨して滑らかにします。

 

塗装して完成です。

 

取り付けます。

 

傾きはこのくらい。

 

フレームにフィットします。ペダルとの干渉も無くなります。

 

バンク角も問題無し。

 

続いてリヤマスター周りの仕上げです。元のブレーキホースは長さが足りないので新たに製作することに。

 

プッシュロッドはタイトな部分を通るので、周りに干渉しないよう少し曲げた形になりました。

 

取り付けるとこんな感じ。ペダルの高さはロッドエンドの半回転ごとに調整可能です。

 

ブレーキホースは現車合わせで長さを決めます。

 

ホースを組み立てます。後にリヤキャリパーを変更する際は、ある程度組み替えで対応可能です。

 

ブレーキスイッチは油圧式に変更。

 

エア抜きしてリヤブレーキが完成しました。

 

改造部分のチェックと、マフラー変更に伴うキャブセッティングの確認のため試運転に向かいます。

 

ガレージ周辺での確認後、メインジェットのチェックの為高速道へ。

 

メインジェットも点火時期設定も現状のままでOKでした。エアスクリューのみ半回転調整。

 

これで今回の作業は終了です。