Z1000Mk2 T.T様 ヘッド分解点検とオーバーホール

 

ヘッドの分解点検をします。

 

エンジン全体の様子から、走行距離は少ないと思えるので、このヘッドも大きな消耗はないと思われます。

 

バルブを外し、ガイドとステムのクリアランスを確認します。クリアランスは少な目で問題ありません。

 

燃焼室とポートのカーボンを落とします。

 

カーボンを落としました。エキゾーストのバルブシートに、やや多めのカーボン噛み込み痕がみられるので修正します。他には特に異常は無いようです。現在のバルブシムは概ね2.50~2.65なので、シートカットもされていない未加工ヘッドのようです。

 

バルブシートをダイヤモンドカッターでシートカットします。

 

カット量は最低限で。おそらく0.1ミリくらいと思われます。

 

シートカット終了しました。

  

このカット量なら、シムだけで十分調整可能でしょう。

 

バルブも消耗が少ないので、研磨して継続使用します。

 

バルブをボール盤にくわえ、サンドペーパーで研磨します。

 

バルブ研磨完了です。

 

仕上げにバルブコンパウンドでバルブの擦り合わせをします。

 

擦り合わせ完了です。

 

ヘッドもとてもグッドコンディションでしたね。