Z2 I.K様 エンジン腰下組み立て

 

かなり傷んでいたカムチェーン、交換用にはRKの強化品を使います。

 

クランクとカムチェーンを組み込みます。

 

スプラインが傷ついたアウトプットシャフトは、手持ちのMk2ノーマルミッションからシャフトのみ取り出して交換用に使うことに。右がMk2です。

 

Mk2のアウトプットシャフトASSYを分解します。

 

シャフトを比較します。上がZ2、下がMk2です。スプライン部が長いのが解ります。その他は同形状です。

 

下のMk2用は、スプラインに圧痕が無いかなりの上物です。

 

Mk2のシャフトにZ2のギヤを組み込みます。ベアリング類は新品に。

 

インプットシャフト側も分解してオーバーホールします。クラッチ周りは問題無いので継続使用します。

 

インプットシャフト単体まで分解します。

 

ベアリング類を交換し、ミッションのオーバーホールが完了しました。上にあるのが今回交換した部品です。

 

ミッションをアッパーケースにセットします。

 

クランクケースを組み立てます。

 

オイルポンプを組み込みます。

 

オイルパンを取り付けます。

 

エンジンは、この軽い状態で先に車載します。

 

ジャッキで下から支え、エンジンをセットします。

 

マウントボルトのネジが傷んでいたので、ダイスを通しておきます。

 

 

傷んだボルトナットは交換し、締め付けはトルクレンチでしっかりと。

 

フロント側のエンジンハンガーは、フレーム側に隙間があります。

 

フレーム補強されているので、歪で変形しているのでしょうか。3ミリほど空いています。

 

3ミリのスペーサーを挟んで締め付けます。

  

エンジン腰下、車載完了です。

 

今後のマフラー交換を考慮して、フィルターカバーはフラットタイプに変更することに。

 

6角レンチで締めるタイプなので締め過ぎると緩めるときに舐め易くなります。ここもトルク管理が必要です。

 

FZ1000のリヤキャリパーが使われていますが、交換用のパッドが手持ちのS1キャリパー用と互換性がありました。

 

取り付けも問題無ありません。ピストンは汚れていたので、キャリパーは分解清掃しておきます。