Z1100B2 U.S様 エンジン組み立て 腰下からシリンダーまで ハイプレッシャーオイルポンプ ピスタルピストン

 

新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。年末年始も関係なくエンジンを組んでおります。

 

オイルポンプはハイプレッシャータイプのこちらを使います。トロコイド式の大容量ポンプなので、オイルクーラーに流れる流量が増えて、エンジン冷却効果が高まります。

  

取り付けてみると、今回はどこか干渉するようで、奥まで入りません。

 

確認すると、画像左下の角の部分が、ケース内面に干渉しているようです。

 

ポンプを外してみるとケース側に傷が付いていました。

 

ポンプのマニュアルにもケースの個体差で干渉することがあるので注意するように書かれていました。

 

干渉ヶ所を削って逃げを作ります。

 

これで奥まで入るようになりました。

 

オイルパンまで取り付けます。

 

ミッションカバーと薄型ジェネレーターを取り付けます。

 

カット加工済みのジェネレーターカバーを取り付けます。

 

右側のカバーも取り付けます。

 

今回使用するピストンはこちらのピスタル製φ74ミリピストンです。

  

J系に適合するピストンで、現在の流通品の中では圧倒的な最軽量品だと思います。短いピストンピン、ピストンピン側のスカートが省略されたスリッパー型、内部のリブとポケット加工による徹底的な駄肉の削除が特徴です。現代のスーパースポーツに採用されているデザインをZ・J系用にアレンジしたものです。私のレーサーでも使用し、耐久性も問題ないといえます。

  

ピストンを組み込み、シリンダーを挿入します。

 

こちらはφ74ミリですが、75ミリや76ミリといったビッグボアではなおさらこの軽量さが優位となると思います。