デモ車#21 エンジン下ろしてミッション交換

  

ミッションの3速ギヤ抜けが酷くなってきたのでエンジンを下ろして修理します。

 

ミッション交換するのでエンジンを裏返しにします。

 

左右のエンジンカバーを外します。現状のクラッチとミッションはGPZ1100用を使っていました。

 

クランクケースを分離します。

 

ミッションを取り出します。GPZのミッションは、初めからドグがテーパーカットされていますが、3速のギヤ抜けが多くなってきました。シフトドラムは昨シーズン新品交換しており、3速のドグはそれほど摩耗していないように見えますが、ギヤ抜けは起きています。この機会にミッションASSYで新品に交換します。

 

使用するミッションはこちら。全て新品で、ドグはテーパーカットされたものを使います。

 

他にも手持ちの新品部品で使えるものは全て使用します。ミッションはJポリスベースなので、クラッチはJ系に変更となります。

 

クラッチ板も新品にします。

 

新しいミッションとクラッチを組み込みます。

 

シフト系も分解点検します。

 

右が外したもの、左が新品です。3速のカム山は、やや摩耗していますね。このくらいならストリートではまだまだ使えるレベルなのですが。

 

シフトフォークはほとんど摩耗していないので継続使用します。

 

クランクケースを組み立てます。

 

エンジンを車載します。

 

マフラーを点検します。

 

クラックがあるので溶接で修理します。

 

シフトアームは背中側が大きく摩耗していますね。もう少ししたら折れるところでした。

 

これはストックの中古品と交換します。

 

ミッションカバーを付けて、スプロケットを締め付けます。

 

今回はギヤ比も変更します。フロントを17Tから16Tに落とし、エンジン回転を少し上げ、コーナー立ち上がりを良くします。

 

スピードセンサーを復元します。

 

ジェネレーターハーネスのギボシは、焼けていたので新品交換しておきます。

 

クラッチがGPZ用からJ用に変更となったので、プッシュロッドも変更します。ワークスレリーズプレートにPMCのレリーズを組み合わせているので、若干長さを短く加工して使います。

 

レリーズをセットします。

  

ミッションとクラッチ交換終了です。このあとクラックの進行したヘッドカバーを交換します。

 

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