Z1100B2 K.A様 ワークスS1仕様 S1スイングアームのピボット交換修理

 

ピボットのテーパーベアリングハウジングが広がって使えなくなったワンオフのS1スイングアームでしたが、ピボットべリングハウジングを作り変えてニードルローラータイプに改造して修理します。既にピボットべリング部分は前回までに削除済みです。

 

新しく製作したニードルローラーベアリング用のはハウジングです。これを両端に溶接します。

ピボット部内径は小さく、J系の純正ディスタンスカラーがギリギリ入る内径です。穴の中央に引っかかりがあるのでヤスリで削って取り除きます。

 

両端のツバを取り除いた純正ディスタンスカラーを挿入します。

 

カラーを挿入するとこんな感じ。

 

製作したハウジングにダミーのニードルローラーベアリングとスリーブをセットします。

 

治具にセットします。

 

ハウジングと本体の接合は、差し込みできないので大きく開削して溶接のみで接合します。

 

歪まないよう注意しながら溶接します。

 

半分ほど溶接したところで治具から外し、反対側も溶接します。

 

溶接完了です。シャフトもスムーズに回ります。

 

この後、スタンドフックはS1と同じ形に作り変えます。エキセンもS1レプリカ形状で現在製作中です。