Z1000A2 S.G様 コンチタイヤ装着とホイールベアリング交換

  

車検とタイヤ交換などのご依頼です。ハンドルが変更されているので、検査は構造変更検査となります。

 

ノーマルのチューブタイヤなのでタイヤ交換は外注します。先ずはホイールを外します。

 

ホイールべリングも点検します。1個はゴリ感があり、残りも古いベアリングなので全交換することに。

 

フロントホイールも外します。

 

予約しておいたタイヤ屋さんで交換していただきました。チューブも古かったので合わせて交換していただきました。

 

今回のタイヤはコンチクラシックアタックです。ラジアルなので倒し込みが軽くなり、コーナーリングが一層楽しくなるタイヤです。

 

ホイールベアリングを交換するのでフロントはカバーとローターを外します。

 

ベアリングを外します。

 

使用するベアリングはこちら。接触シールタイプなので、ダストはもちろん雨水の侵入も防げます。

 

新しいベアリングを圧入します。

 

ローターとアクスルシャフトを組み込みます。

 

フロントホイール完成です。

 

続いてリヤへ。ベアリングを外します。

 

新しいベアリングを圧入します。

 

スプロケキャリアのベアリングも交換します。

 

リヤホイール完成です。

 

続いて車検の準備です。ヘッドライトはハロゲンになっていますがかなり暗いですね。

 

光量が足りないと思われるので、ヘッドライトリレーを追加します。使うのはデイトナ製のこちら。

 

ヘッドライトを外します。

 

ネジはしまっていましたがレンズがリムの中でグラグラします。グラグラすると光軸が安定しないので車検も受かりません。肉厚のシリコンホースを短く切ったものを詰め込んで固定します。

 

こんな感じで3か所にホースを詰めて固定します。

 

リレーからのカプラーを接続します。リレー本体はバッテリー付近に設置できるので、ライトケース内が混雑しません。

 

バッテリーも交換します。

 

左が外したバッテリーで通常の液入りタイプですが、液面がセルごとにバラバラでした。通常タイプはメンテナンスが必須ですが面倒ですよね。なので、今回からメンテナンスフリーバッテリーに変更します。

 

ターミナルのナットの下に、細いシリコンチューブを挟むとナットが上に固定されて便利です。

 

こんな感じでチューブを挿入します。初めからスポンジなどでこうしてある親切なバッテリーもありますね。

 

バッテリーストッパーが付いていなかったので追加します。ゴムダンパーも。

 

バッテリーとストッパー、取付完了です。

 

ヘッドライトリレーを取り付けます。

 

これでヘッドライトがかなり明るくなりました。光量も十分でしょう。

 

フューエルホースには抜け止めのクリップを追加します。

 

整備は途中ですが、とりあえず明日は構造変更検査を受けてきます。