Z1000J2 T.Y様 キャリパーオーバーホール

  

フロントブレーキの引きずりと、リヤブレーキのジャダー対策です。

 

フロントブレーキはシールを交換してみることにします。

  

旧ロゴのロッキードキャリパーですが、かなり長い間ウチで使っていたものなので履歴はしっかりしています。分解しても特に異常はありません。

 

ピストンはやや汚れていましたが、キズも無く良好です。

 

シールキットはAP純正品を使います。

 

キャリパー本体側もキズなど無くきれいな状態です。

 

洗浄してシール交換終了。パッドは今回のホイールカスタムで新調したメタリカのスペック3を継続使用します。パッドピンは便利なクイックリリースタイプに変更。

 

ホースをつなぎエア抜きします。

 

続いてリヤへ。こちらはジャダーの対策ですが、キャリパーサポートをフローティングからリジットへ変更しましたがジャダーは収まらないとのこと。パッドの銘柄を変更することに。

 

メタリカのスペック3から、今度はデイトナゴールデンにしてみます。

 

外したメタリカはこんな感じ。特に表面が荒れたりしていることはありません。

 

サンスタートラッドのφ250ミリは内側のパッド裏板とインナーローターが干渉するので、内側パッドの裏板を少し削って取り付けます。

 

裏から見るとこんな感じです。

 

ブレーキペダルが軽すぎるとのことで、リターンスプリング代わりにシリコンチューブで引っ張ります。

 

Oリングは対候性が弱いので直ぐに切れますが、シリコンチューブは長持ちします。

 

試運転に向かいます。

 

リヤのジャダーは無くなりました。フロントの引きずりは減りましたが、少しなじむまではレバーのストロークが多いようです。