デモ車#21 タイヤ交換

 

来週末のTOTに向けてタイヤを交換します。

 

使用するタイヤはこちら。フロントはα13SPですが、リヤはSPに150/70サイズが無いのでα14です。

 

ホイールを外す前にキャリパーを外しますが、パッドを外さないとキャリパーが脱着できないのがS1キャリパーの困ったところです。

 

外したパッドは少し摩耗が進んでいるようです。

 

摩耗量は1ミリほどですが、キャリパーがデリケートなので新品に交換することに。パッドはデイトナゴールデンのV-MAX初期型用が適合します。サーキットでの効きも十分です。

 

摩耗量は1ミリほどなので、4枚重ねてもこの程度です。

 

S1キャリーパーはピストンの直径に対して長さが極端に短いので、パッドが摩耗してピストンが出てくるとどうしても傾きで引きずり気味になってしまいます。シビアなタッチを要求するなら早めの交換がお勧めです。

 

現在使用しているS1キャリパーはパッドの幅がきついので、削って0.5ミリほど小さくして使います。

 

両サイドを削ります。

 

スルッと入ればOKです。

 

フロントホイールを外します。

 

タイヤを組み替えます。

 

タイヤを組んだらバランス取りします。

 

フロントタイヤとパッド交換終了です。

 

続いてリヤへ。

 

タイヤを組み替えます。

 

ハブダンパーも少し傷んできたので交換します。

 

ダンパーを外します。

 

こびりついたダンパーのカスを取り除きます。

 

今回使用するダンパーが一回り小さい物なので、間に入れるスペーサーをアルミ板で製作します。

 

1ミリのアルミ板を切り出し、ローラーで丸めます。

 

直径2ミリ変換スペーサーができました。

 

スペーサーを圧入します。

 

使用するダンパーは、入手し易いこちらのゲイルスピード用を使います。

 

ダンパーを圧入します。

 

リヤスプロケも当時っぽい穴無しデザインの弊社のものに交換します。歯数は同じ44Tです。

 

スプロケキャリアを分解します。チェーンラインはスプロケ共締めのスペーサーを使って10ミリオフセットしています。

 

スプロケをアッセンブリーします。

 

オフセット用スペーサーはこんな感じです。

 

リヤホイールを取り付けます。

 

マシンの重大トラブルが続きましたが、それもようやく終息し、TOTに向けてほぼ完成です。