9月25日、明け方の筑波サーキットです。今日は午後まで2輪のスポーツ走行がある日で、ピットを取りたい方が前の晩からパドック入り口に並び、ゲートオープン直後にはほとんど全てのピットが埋まる盛況ぶりです。

先着順に好きなピットが選べるので、私たちは21番ピットへ。今日もTOTに出る2台揃っての参加です。

レースは11月1日なので、残りあと1ヶ月強。本番に向けていろいろ確認事項もこなしていきます。


22番さんは、前回の筑波でリヤダイマグに不具合が発見され、その日は走行中止に。今回はりやをスペアのモーリスに履き替えての走行です。新たにホイールに合わせて製作したカラーとギヤ比変更のためのスプロケットを走行前にピットで取り付けます。

リヤホイールを外して部品交換します。

モーリス取り付け完了です。ダイマグは修理中、レースには間に合わせたいですね。

S1スイングアームに付いて、日頃からエキセントリックハウジングのこの部分にクラックが無いか確認しておくことが必須です。過去に何例も同様のトラブルを見てきました。修理も可能ですが非常に手間と費用が掛かります。常にトルク管理をしっかりし、観察を怠らないようお願いします。

下側も同様にクラックが入りやすいポイントがあるので要注意。

TOTのレギュレーションでは、22歳以下と55歳以上はエアバッグ着用が義務化されました。そこで私もエアバッグを用意し、事前に慣れておこうと今回から着用します。

本日の走行は2本です。1本目の走行後、サーキットアドバイザーの小室さんからいろいろアドバイスをいただき、それを念頭に2本目を走ります。ところが開始早々22番さんは最終コーナーで曲がり切れずにコースオフ。真っ直ぐスポンジに突っ込んだはずみで横転してしまいました。場所は最終コーナー立ち上がりの加速しながらクリップに付くところの真横。外に視線を向ける余裕のないところなので、走行中は誰が転んだか気が付きませんでした。

画面中央に横たわる1000J。ライダーはガードレール外に自力で避難できているようです。

体の方は打撲程度で大事には至らなかったようです。レッカーで回収された22番、左側はほぼ大丈夫のようです。

倒れて下になった右側はこちら。前から後ろまで、何ヵ所か破損しています。

ハンドルはスポンジに刺さった時に体重で曲がったのでしょうか。左右とも同じように開いて下向きに曲がっています。メーターステーも変形しましたが幸いメーターは無事のようです。

エンジン回りはこちら。グラベルで転倒すると、キャブから土や砂利を吸い込むことがあります。今回はどうでしょうか。

ファンネルを外して中を覗いてみます。見える範囲では異物は無いようです。

エンジン右側は擦れた跡があるので、まだ動いている状態で転倒したようです。

右のステップはゴムがちぎれて要交換。実は左側のチェンジペダルも大きく曲がっていました。

帰りにそのままドックイン。次の練習走行までには復活させたいと思います。

本日の走行動画はこちら。数年前の自己ベストには程遠いですが、無理をせず年齢なりに走りたいと思います。昭和40年生まれ、今年60歳になりました。
さて、このあとは本日のスナップ写真を集めたのでご覧ください。









