Z1000J1 U.T様 キャブと点火時期のリセッティング ラムエアフィルターではだめでした

  

点火時期とキャブセッティングの続きです。CRキャブを付けた時にセッティングを出してありましたが、その後にバッフルのスモール化、ラムエアフィルター装着と、吸排気系に変化がありましたがそのままにしてありました。通常走行では問題ありませんが、高負荷ではセッティングが合っていないので今回見直すことに。先日の作業で手持ちのメインジェットでは足りなくなり、セッティングを中断していたので予めガレージでより小さなメインジェットに交換します。初めは120番でしたが、現在は110番です。

  

チェック走行に向かいます。

 

高負荷ではノッキングもあったので、それも改善させます。

 

ノッキングはだいたい3000rpm以上のスロットル1/2以上で始まります。

 

点火時期ダイヤルは既に最大遅角のダイヤル4です。

 

これ以上ダイヤルでは遅角できないので、ピックアップコイルのベースプレートを回してもう5°遅角させます。イニシャル設定が10°なのに対し、この写真の状態は5°です。この数値は圧縮上死点前何度という意味で、クランクの回転方向にプレートを回すと、点火時期が遅くなるということです。

 

ノッキングは収まったので、メインジェット選定のため高速道へ入ります。

 

小さいメインジェットを数種類準備してきましたが、いくら小さくしても高負荷時のバラツキは収まりません。更にメインジェットを小さくしていきます。ちなみにこのような平たいプラケースでガソリンを受けると便利です。

 

出先ではガソリンを捨てられないので、トレーからタンクに戻します。

 

車載でのメインジェット交換には、背の低い自作の専用ドライバーを使います。

 

途中、全負荷(=スロットル全開)でバラつくときにフィルターを触ってみると、前後に激しく振動していました。フィルターを外すと気持ちよく吹けるので、この個体とラムエアフィルターの相性が悪い気がします。

 

結局はフィルター無しでいくことに。セッティングは元の状態でバッチリです。

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