Z1000Mk2 I.H様 車検整備 車外マスターの不具合

 

今回は継続車検のご依頼です。

 

フロントブレーキのフルードを交換すべく、キャリパーのブリーダーを緩めてレバーをフルストロークさせたところ、レバーが戻らなくなりました。ピストンが奥で引っかかっているようです。

 

ピストンを抜いてみます。抜くのにかなり抵抗がありました。

 

因みにこのマスターは純正形状の社外品で、現在市販されている物です。同じ社外の新品マスターが手持ちにあったので比較してみます。

 

左が車両から外したもの、右が新品マスターからはずしたもの。明らかに中古の方はカップが広がっています。これが原因でピストンが引っかかったのでしょう。社外品のリペアパーツは無いようなので、純正マスターのリペアパーツは今でも買えるので、使えるかどうか注文して調べてみます。

 

リヤブレーキもフルード交換します。

 

パッドは半分くらい摩耗していますね。新品と比較するとこんな感じ。

 

キャリパーと同時に付けたローターもかなり摩耗しており、厚さは限度値に達しています。ローターも更新することに。

 

新品パッドを組み込みます。

 

この状態でフルードを交換します。

 

ローターを交換するのでホイールを外します。

 

リヤスプロケットもかなり摩耗していますね。

 

ほぼ新品のスプロケットと比べるとこんな感じ。摩耗してくると歯が尖ったように見えます。

 

摩耗したスプロケを外し、新しいスプロケは注文しておきます。

 

ローターは在庫していたサンスターの同径のZ1Rタイプを使用します。

  

リヤのキャリパーサポートです。ワンオフ製作したものですが、アルミ地のままだったので表面は少し腐食しています。

 

ナイロンたわしで研磨し、腐食を軽く落としておきます。

 

交換用の部品が届くまで、少々お待ちください。車検の予約も1週間延期します。

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