Z1000R1 S.H様 エンジンオイル漏れ修理 腰上分解

 

エンジンオイル漏れ修理のご依頼です。事前にオイルの出所のひとつはシリンダーベースということを確認してありました。今回腰上を分解して修理します。

 

キャブを外します。

 

オイルクーラーホースを外します。

 

マフラーを外します。

 

オイル漏れ箇所を再確認します。シリンダーベースからは漏れていますが、カムチェーントンネル周りの上の方からも漏れています。

 

シリンダーベースからのオイル漏れは、前側全体に渡って漏れているようです。

  

ヘッドカバーを外します。

 

カムホルダーボルトのトルクを確認します。数ヵ所はトルクが低い感じでした。

  

バルブクリアランスを計測します。数ヵ所は0.04ミリ以下で狭い状態です。

 

カムを外します。カム山やジャーナルはきれいです。

  

カムメタルやシムもきれいです。

 

ヘッドを外します。

  

燃焼室はカーボンの堆積が多めです。事前のチェック走行で激しいノッキングがありましたが、カーボン堆積による圧縮比の増加が原因かもしれません。

 

シリンダーとピストンはこんな感じ。ピストントップにもカーボンが多く堆積しています。

 

シリンダーを外します。

 

シリンダー内面には大きなスカッフも無く比較的良好です。

 

ピストンはこんな感じ。ボアはφ69.4ミリでノーマルでした。

 

シリンダーを外すとシリンダースタッドの穴に堆積していた大量の砂粒や泥が出てきます。ケース内に落とさないよう、掃除機で吸って取り除きます。

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