Z1000R2 Y.T様 ワークスS1仕様製作 キャブセッティングとホイールのアンバランス サイドスタンド長さ修正

 

キャブセッティングをまめしば仕様から弊社の通常仕様に全面的に変更したのでセッティングに向かいます。

 

スロットル開度低開度域はスピードを出さないので空いている市街地で行います。

 

スロットル開度1/4前後でのツキが悪いので修正します。

 

この領域は主にジェットニードルのクリップ段です。

 

現状が濃いか薄いか微妙な場合は判断つけにくいので、中断から上に2段面してみます。これは薄くする方向です。

 

さらに悪化したのでもともと薄かったことになります。

 

今度はクリップを下から2段目にします。これはニードルが上に上がるので、テーパー部分の領域では濃くなります。

 

スロットル低開度域のセッティングがほぼ決まったところで、今度はメインジェット選定のため高速道へ向かいます。

 

メインジェットの評価はスロットル全開での走行が必須ですが、スピードが出るとフロントからバイブレーションがおきます。おそらくホイールバランスが取れていないようなので、ガレージ戻って先にそれを直します。

 

メインジェット以外のキャブセッティングは高速域もOKでした。

 

フロントホイールを外します。

 

今回のカスタムではローターのみ交換したのでホイールバランスはチェックしていませんでした。結果は現状ウエイトが付いてなく、バランスをとるとウエイトは20g必要でした。これでは高速走行でバイブレーションが酷く出るわけです。

 

ほかにも、ショックの仕様が決まって車高がでるまで、サイドスタンドでの傾きを調整していませんでしたが、リヤショックも今の状態で良さそうなので、この車高でサイドスタンドでの傾きを調整します。現状は少し立ち気味です。

 

今回取り付けた脱着式サイドスタンドを外します。

 

約15ミリ短くすることに。間をカットします。

 

切り口を大きく開削し、溶接で盛ります。

 

研磨して仕上げます。

 

塗装後取り付けます。

 

ちょうどいい傾きになりました。