Z1R1 N.M様 中古新規検査

  

車検証返納してある車両なので、中古車としての新規登録のため、オーナーさん住所管轄の陸事へやってきました。事前の予約が必要なので、当日が雨でも通常は延期しません。仮ナンバーを付けている理由は、ヘッドライトの光軸調整を陸事付近のテスター屋さんまで自走して受けにいくためです。

 

二輪の検査コースで一通りの検査を受けたあと、次に新規検査車両のコースで重量測定や写真撮影をして検査は終了です。二輪の新規検査の場合はコースを2回通るのが通例です。検査が終わったころ、雨が激しくなってきました。

 

寸法なども新たに計測されるので、今回の状態が車検証に記載されます。

 

ガレージに戻り残りの作業を行います。シートがクラスフォーのスリムシートになり、若干のチリ合わせが必要になります。隙間が空くのでアンカーの出代を短くしたいのですが、ナットがブラケットに干渉します。

 

そこで、ブラケットを平面にし、アンカーの出代を長く取れるようにします。

 

これでナットとブラケットの干渉は回避できます。

 

何度か微調整してシートのポジションが決まりました。

 

シートモールのダンパーは、傷んでいたのでゴム板を打ち抜いて製作します。

 

取り付けボルトも3本まで純正が揃っているのは貴重です。

 

フューエルメーターが作動していなかったので点検します。新品のセンサーを付けても動作しないので、メーター本体の故障のようですが、修理は困難です。動く純正メーターを根気よく見つけましょう。

 

油圧インジケーターも点きません。球切れではないのでスイッチを点検します。端子を外してエンジンに直接グランドしてみます。

 

インジケーターは点灯するので、スイッチの不具合と解りました。

 

スイッチを外してみると、接点に相当する部分が汚れで接触不良になっているようです。

 

接点を磨いて導通を確認します。スイッチを復元したらインジケーターは正常になりました。

 

ナンバーがでたところでETC車載器を注文したり、あとは各部の調整とCRキャブのセッティングなどが残りの作業です。