S1シート スポンジの成型

  

S1シート成型の続きです。こちらは両肩の足りないところにアンコ盛りし、ボンドが硬化したあと、ベルトサンダーで大まかに成型しました。

 

後ろの高さが足りないので、後ろの座面にもスポンジを増します。

 

スポンジの接着はスプレーボンドを使います。一度塗って表面を固めてボンドの染み込みを防ぎます。

 

2度塗りしたボンドが生乾きになったところで貼り付けます。暫く手で押し付け密着させます。

 

次のシートも同様にタンデム部分のかさ上げをします。

  

R1のノーマルスポンジなら1センチ厚のスポンジでOKです。

  

こちらはタンデム部分も削られたシートです。

 

1センチのスポンジ1枚ではまだ足りません。

 

真ん中にもう一枚貼りかさ上げします。

 

ボンドが乾くのを待ちます。

 

ボンドが硬化したら加工再開です。専用のナイフで大まかにカットしていきます。

 

こちらのシートも同様に。

 

座面はアンコ抜きの量が少なく、あと15ミリほど削る必要があります。もともとこのスポンジはZ1100-B2純正シートを加工したもののようです。

 

大まかにナイフでそいできます。

  

仕上げにベルトサンダーとサンドペーパーを使い、表面をできるだけ滑らかにします。高さはこれでOKです。

 

他のシートもベルトサンダーなどで少しずつ削り、テンプレートに合うように成型します。

 

こちらのシートも同様に。

  

ようやく3個のシートが成型できました。テンプレートを使ったことで形状の再現性はだいぶ良くなりました。このあとシート工場に持ち込んでシート表皮の仕様などを打合せし、表皮の貼り込みも依頼する予定です。