デモ車Z1100B2 新規車検取得

  

新しいデモ車が入荷しました。ベースは1982年のZ1100-B2です。

 

既に廃車してありますが、比較的整った車両なので先ずは新規登録します。

  

タンクを外して電気系統を点検するので、燃料が吹き出さないようにフューエルポンプリレーのカプラーを外しておきます。

 

一通り点検したところ、ヘッドライトが異常に暗いので電圧を測ってみます。バルブのところでは3.4Vしかありません。

 

純正メーター内の電圧計では約9Vです。

  

バッテリーは比較的新しいようで、電圧は十分あります。

 

どこかで電圧降下しているようなのでヘッドライトリレーを追加します。

 

ヘッドライトリレーを接続します。

 

今度はディマースイッチがうまく作動しなくなりました。分解点検します。

 

内部の配線が加工されていたりするので、スペアにあった他のスイッチと交換します。

  

ディマースイッチの具合がいい物がありました。こちらに交換します。

  

こんどはホーンスイッチの接触が悪いようなので分解点検します。

 

やはり接点が焼損していました。磨いて復元します。

 

ホーンも音量が極端に小さいので、裏側のスクリューを調整します。

 

新規登録の予約を取ってあったので直ぐに車検場に向かいます。

 

検査ラインではノントラブルで無事に登録できました。

 

今後エンジンまで分解点検し、販売車両として仕立てていく予定です。