Z1000R2 K.S様 エンジン腰上組み立て

  

ボーリング加工に出していたシリンダーが戻ってきました。

 

今回は、ノーマルボアから0.5ミリオーバーサイズにしました。ピストンは純正オーバーサイズを使います。

 

シリンダーのM6ネジは傷んでいるのでヘリサート加工します。

 

新品のピストンにリングをセットします。

 

ピストンをクランクにセットします。

 

シリンダーを挿入します。

 

ヘッドガスケットはグロメットが楕円の方をヘッド側に向けてセットします。

 

ヘッドは既にアッセンブリー済みなのでそのまま組み込みます。

  

元のヘッドは傷んでいたので、今回別のエンジンのヘッドを使って仕立てています。

 

カムホルダーネジは全て修正済み。ヘリサートを入れてネジを強化。トルクもしっかりかかります。

 

1ヶ所はヘリサートも傷んでいたのでM8ネジを使用。締め付けトルクはM6と同じです。

 

バルタイを合わせてカムを組み込み、問題無いかレンチでクランキングして確認します。

 

バルブクリアランスを整します。

 

ヘッドカバーを付けてエンジン組み立て完了です。

 

純正のオイルクーラーホースを点検して組み付けます。

 

メッシュの外側の外皮は数ヶ所クラックがありますが、純正ホースは希少品なので簡単には交換できません。漏れはないので継続して使用します。

 

ホースを取り付けます。

 

キャブホルダーと共締めホーススガイドも付いていましたので貴重です。

 

SP2コイルを取り付け、プラグコードを現車合わせでカットして組み立てます。

 

プラグキャップはNGKのこちらを使用します。ノーマル風なデザインです。

 

コードをカットしてキャップをねじ込みます。

 

気筒判別用のマークはこんなものを使っています。配線用のマークバンドで、まとめて買うと1個数十円ほどです。

 

プラグコードは完成するとこんな感じです。

 

完成まであともう少し。