スイングアームの試作 ZRX1100ベース

 

トラス構造のカスタム用スイングアームとしては、右側のZRX400純正スイングアームを良く使用しますが、今回は左側のZRX1100純正スイングアームをベースに作ってみます。

 

左のZRX1100用は、スイングアームの受けがZRX400用より更に外側にあるので、基本的にこのままではJ系フレームに取り付けるのは困難です。

 

両者の大きな違いは下側のパイプ部分でしょう。形状もこのように異なり、ZRX400のφ32ミリに対し、ZRX1100は上下ともφ36ミリです。

 

それ以外は同じ寸法の部分が多く、ピボット幅は同じです。内部のピボットベアリングとカラー類は両者共通です。

  

アクスル部分の幅も同じです。エキセントリックの径も同じ。

 

全長も同じです。ということで、加工素材の選択肢として使えそうです。

 

それではS1風に改造します。

 

先ず、不要なステー類を削除します。

 

切断面を滑らかに研磨します。全体にアルマイトされているので、溶接する部分のアルマイトは削って剥がしておきます。

 

改造用の小物を製作します。こちらはS1スイングアームと同形状のスタンドフックです。

 

その他、三角補強板とサス受け板を製作します。スイングアーム幅がS1スイングアームより広いので、左のサス受けをオフセットする必要はありません。

 

接合面を擦り合わせします。

 

溶接で組み立てます。

 

三角補強板以外は完成です。ここでアルゴンガスが無くなったので続きはまた後日。