リヤサスのレイダウン加工です。モリワキと同じ位置に下穴を開けます。


カムを組み前に、分解時に計測したバルブクリアランスの数値から、予めシムを変更しておきます。特に2番エキゾーストはクリアランスがゼロだったところ。0.2ミリほど薄いシムへ変更します。

トップアイドラーはまだガタがないので継続使用しますが、ダンパーとカラーは新品交換します。

トルクロッドをショートタイプに変更するので、スイングアームに受けを設置します。

社外のワイドスイングアームで、下側に細い補強パイプがあります。受けの位置は根元にこの位置にすることに。トルクロッドはオスメスのみの組み合わせで長さがちょうどいいようです。オスメスの見本に使っているのは8ミリですが、実際は10ミリのロッドエンドを使います。

当時風を追及するためマグホイールを交換します。現在のマービック製モーリスから、ハイポイント製モーリスへの変更です。

ハイポイント製モーリスは過去に日本の企業が企画製作した物で、当時のレーシングホイールではありませんが、カワサキワークス車にも使われていた70年代から続くアメリカのモーリス社のホイールデザインに比較的近いので雰囲気も良く、今も人気のあるホイールです。ホイールリム中央の盛り上がりが高く、このリブも本物同様によく再現されているのが特徴です。
