南ア製S1キャリパーはシールが破損します

  

筑波サーキットでテストを重ねてきた南アフリカ製のS1キャリパーですが、今回の分解点検で大きな不具合が見つかりました。筑波での周回数は、延べ5日間の走行で約300周です。

下の画像はキャリパーを分解してピストンを外したところです。このキャリパー特有の丸断面Oリング形状のピストンシールがボロボロになっているのがわかります。前後3個のキャリパー全てで発生していました。

 

シールを取り出してみるとこんな感じです。今までフルード漏れは発生していませんでしたが、このまま使用を続けていると漏れる可能性がありました。南アフリカのメーカーにはオーソドックスな角断面のピストンシールに変更するよう初めからアドバイスしていましたが、やはり丸断面のOリングでは、キャリパーは成立しないようです。改善されない限り、今後の使用は中止します。

ちなみに、一般的なキャリパーは全て角断面シールが使われています。シール溝の底は手前が深いテーパー形状をしており、その角度は6°前後が多く、詳細は各社の企業秘密となっています。この南ア製S1キャリパーのシール溝は、底に傾きが無いので、たとえ溝に合う角断面シールを装着したとしても、通常のキャリパーとしての機能は果たせません。

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 サーキットでの本格的な南ア製S1キャリパーのテスト

 3月2日に続き、今シーズン2回目の筑波サーキットスポーツ走行です。今日の車両はいつものレーサーZ1000J#21で、5月14日のTOTに向けて本格的に走り込む予定です。

 

今回からキャリパーは前後3個とも南アフリカ製のS1キャリパーを装着。実戦投入可能かどうか、このキャリパーのテストも進めます。現状でも改善するべき課題がいくつも上がってきているので、更に過酷な条件ではどういう結果となるでしょうか。

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南ア製S1キャリパーのテスト サーキット走行後の分解点検

 

先日の筑波サーキットでのテスト後、初めての分解点検です。

 

外観は特に異常無し。サーモラベルでの温度計測結果も、100℃にも達していないので意外に温度が低いことが判明。レバータッチが硬くなり、ブレーキングが思うようにできていないのかもしれません。次回はマスターも変更して更に負荷を高めなければいけません。

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