新たに1200ccとなったレース用エンジンが完成したのでエンジン交換します。交換するのはデモ車1号の右側です。

前回TOTの1か月前にブローし、スペアエンジンに乗せ換えてレースは参戦していました。

新たに1200ccとなったレース用エンジンが完成したのでエンジン交換します。交換するのはデモ車1号の右側です。

前回TOTの1か月前にブローし、スペアエンジンに乗せ換えてレースは参戦していました。

予定のヘッドガスケットが入荷したので組み立てを再開します。ピストンはPAMS製PISTALピストンφ76ミリで、ヘッドガスケットは厚さ0.9ミリを使用しています。シリンダーはZ1100R用。

ヘッドを組付けカムを組み込んだら、バルブクリアランスが微妙に狭いので修正します。現在最薄の2.00ミリのシムが入っています。

シリンダーが完成したのでエンジンを組み立てます。今回のシリンダーは井上ボーリング製のICBMシリンダーです。ピストンはPAMSが企画したイタリアのピスタルレーシング社製の軽量ピストンで、ボアはφ76ミリです。

ICBMシリンダーは現行の高性能車と同様に、アルミスリーブ内面にメッキしたシリンダーで、耐久性が高く、軽量なのも特徴です。シリンダー内面は面粗度を上げるプラトーホーニング仕上げもセットになっています。

レースの2週間ほど前の10月21日に、筑波サーキットスポーツ走行中にブローしたエンジンです。レースはスペアのエンジンに載せ替えて出場したので問題ありませんでしたが、こちらが本命のエンジンとしたいので、次のTOTに向けて修理します。

ヘッドを外します。ブローの原因は内視鏡による点検で3番ピストンの棚落ちということはわかっていました。
