エンジン腰上分解の続きです。

今回はシリンダーベースからのオイル漏れ修理がメインなので、ピストンまで外さなくてもいいのですが、事前のチェック走行でヘビーノックが発生することを確認していました。このピストントップの大量のカーボン堆積や、燃焼室側のカーボン堆積による圧縮比の増加が原因かもしれません。ピストンを外してカーボン落としも実施します。

エンジン腰上分解の続きです。
今回はシリンダーベースからのオイル漏れ修理がメインなので、ピストンまで外さなくてもいいのですが、事前のチェック走行でヘビーノックが発生することを確認していました。このピストントップの大量のカーボン堆積や、燃焼室側のカーボン堆積による圧縮比の増加が原因かもしれません。ピストンを外してカーボン落としも実施します。
エンジンオイル漏れ修理のご依頼です。事前にオイルの出所のひとつはシリンダーベースということを確認してありました。今回腰上を分解して修理します。
キャブを外します。
ノーマルリヤショックがオイル漏れし、その修理は可能ながらかなりの高額になることから、費用は高性能なリヤショックへ向けることになりました。3ヶ月まえから予め注文してあった分が今回入荷したので取り付けます。仕様は弊社GREEN GARAGEオリジナルの特注品で、主な狙いは1人乗りに特化したしなやかでトラクションのいい乗り心地を提供するものです。このR3タイプリヤショックは、縮側ダンピングがピストンスピードの高速・定速の2系統に分かれて独立して調整できるため、高速道路の継ぎ目の突き上げ感をかなり緩和することができます。
現在、代わりの代ショックで乗っていただいていました。
入手したばかりの車両の初点検です。今後のレストアやカスタムに向けて、現状確認です。外装はリペイントされていますが、ラインの凹凸の段差などが大きく、あまりいい感じではありません。フロントフェンダーも前後逆さまですね。試乗の結果は特別悪いところは無さそうで、比較的整った車両のようです。
チェンジリンクのガタが気になるとのこと。前後の軸にガタがあり、ロッドエンドにもガタがある状態です。スプロケカバーの修正やロッドエンド交換など、修理にはかなり手間がかかるので、今後のバックステップ化を見据えて今回は修正を見送ることに。
ヨシムラテンプメーターの配線は、巻いてあったスパイラルチューブが溶けていたので、耐熱性のあるシリコンガラス編み組みチューブに変更します。
取り付けるとこんな感じ。エンジンに触れても溶けたりしません。