ヘッドを分解点検します。

バルブを外します。

車両を入手してから特に点検していないとのことで、
カムホルダーなども含めて、全体的な点検のご依頼です。

点検の前に、先ずはリヤショックをお持ち込みのワークスパフォーマンスに交換します。
全長が385ミリと長く、オーバーホール歴もあるそうです。

エンジンオーバーホールの為、エンジンを下ろします。

マフラーは後半がかなり加工されていますが、集合部のジョイントからは排気漏れするとのこと。アルミテープが巻かれています。

交換予定の部品と点検、それから改造のため、既存の部品をどんどん外していきます。
タンクにはS1タイプのブリーザーが付いていますが、ホースにはチェックバルブがありません。このままでは転倒時などの逆流を止められないので危険です。

バイク用には完全にワンウェイにならない1.5ウェイ的な専用のチェックバルブが必要です。
例えばこのようなチェックバルブが適切で、フリーで導通のある向きを外からタンク内への吸い側に。逆方向は抵抗がありつつもわずかに導通するタイプです。
このような1.5ウェイのチェックバルブでないと、エンジンを止めた後の熱によるタンク内圧の逃がしができなくなり、タンクが膨張したり油面が上がる原因になります。
