エンジンオーバーホールと電装品のほぼ全交換のご依頼です。

エンジンは3年ほど前に、腰上だけオーバーホールされたとのこと。
オーバーホール後約1000km走行ですが、今回は腰下も含めて全分解します。

外装を外します。

キャブを外します。

クランクケースの上にはどこからか漏れたオイルがあります。

オイルキャッチタンクは、特に必要ないとのことで今回撤去します。

キャッチタンクの掃除はしていないそうで、内部には結露して溜まった水分がこれだけありました。油分は特にありません。

新品交換するので、メインハーネスなどの電装品を外します。

ヘッドカバーを外して、カム周りを点検します。

カムホルダーの締め付けトルクは大丈夫でした。

バルブクリアランスも規定値内です。

トップアイドラーは、軸とベアリングが剥がれているようでグラグラします。

ヘッドを外します。

燃焼室も比較的きれいです。

ヘッドガスケットはPAMS製のメタルです。ボアはφ72ミリで厚さは標準の1.1ミリ。

シリンダーを外します。

スカッフも特になく、GOODコンディションです。


ピストンを見てみましょう。

ピストンはJEのφ72ミリです。圧縮比は割と高めでしょうか。

ピストンリングの消耗も少なく、トップリングは当たりがまだ1/3くらいですね。

ピストンを外します。

つづく


