極低速のエンジン不調は、キャブやプラグではなさそうというところまできました。次は点火系に使用しているウオタニSP2のユニットを交換してみます。

既存のユニットの上に新品のユニットを止め、そちらに配線を繋ぎ変えます。

チェック走行に向かいます。

乗り始めからエンジンの不調がなくなり、極低速からスムーズにパワーが出るようになりました。

改めてエアスクリューを調整します。

点火時期ダイヤルは5でスタートしました。PAMS製のウオタニSP2の場合、5以降がハイコンプエンジン用の点火時期カーブとなり、通常はこちらが適しています。

ピックアップコイルのベースプレートを5°遅角させた今の状態で、ダイヤル5だと僅かにノッキングが発生します。ですが、元のユニットの時から比べるとノッキングの強さはかなり弱くなっています。

ところが30分くらいのチェック走行中、信号待ちなどのアイドリングで突然エンジンストップ。これが2回発生しました。ニュートラルランプなどは点いていたので、点火系の電源が落ちた感じです。他にもこれは先日の車検の時からでしたが、暖気後にスターターモーターの回転が弱くなり、エンジン始動ができないことがしばしば発生しました。その時はスターターボタンを何度も押し直すとギリギリのところでエンジンスタートできました。この症状はスターターモーターの消耗によることが多いです。

現車のモーターは古いままのようです。これも新品交換してみます。合わせて走行中にヘッドライトを付けると電圧が12.2Vくらいになるので、発電も弱っているようでした。バッテリーも古いようなので、こちらも新品交換してみます。
