Z1000J1 U.T様 スピードメーターの不調 フォークオイル交換 フューエルセンサーフロート脱落

   

スピードメーターとフューエルセンサーが不動となったので修理します。合わせてエンジンオイルやフォークオイルも交換します。

 

初めにエンジンオイルとフィルターを交換します。

 

続いてフォークオイルを交換します。

 

ドレンの前にガムテープを垂らし、オイルが飛び散らないようにしてフォークを何回か沈めてオイルを排出します。

 

オイルが全部排出できたらドレンのビスを締め、トップキャップを外します。

 

スプリングも外してフォークオイルを入れます。

 

ホイールを数回上下してエアを抜き、フォークを最短まで縮めます。

 

因みにフォークがボトムまで入るとここまで上がります。エキパイとのクリアランスは極僅か。

  

ゲージを使って油面を規定値にします。

  

ホイールを下ろし、スプリングを入れます。

 

トップキャップを取り付けます。

 

最後にエアを規定の中央値まで入れます。

  

ローターに付いたオイルはしっかり脱脂します。

 

摩耗していたグリップを交換します。

 

続いてフューエルセンサー周り。タンク内でコロコロ音がするので、メーター不動の原因はフロートの外れのようです。これは過去にもありました。先ずガソリンを抜きます。

 

センサーを外すとフロートがありません。やはり脱落しているようです。

 

脱落したフロートを回収します。

 

センサーは新しい物に交換します。

 

因みにフロートの固定はワッシャーを嵌めてシャフト先端を潰して止めてありますね。

 

センサーは角タンク用なので、どうやら丸タンクだと内壁に干渉するようです。シャフトの根元を少し曲げてフロートを少し内側にしてみます。

 

センサーを復元します。これで様子を見てみます。

 

USB-Cコンセントも増設。

 

電源はシングルホーンなので開いていたもう片方のホーン電源から取ります。

  

続いてスピードメータ不動の修理です。最高速リロードボタンでオドメーターとスピードメーターは動作するので、センサーが故障しているようです。センサーはアウトプットシャフト側にあります。

 

トリガーを重ねてもセンサーのインジケーターランプが点きません。

 

爪で押すと付いたり消えたりします。やはりセンサーが故障したようです。

 

このスピードヒーラーを使ったスピードセンサーシステムは初期型なので、センサーとハーネスが一体となっています。

 

現在の仕様はセンサーを独立配線として交換し易くしています。ハーネスを改造して現行と同じにしました。

 

新しいセンサーを取り付けチェックします。今度は確実に信号を拾うようになりました。あとはチェック走行で確認します。

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