SR1純正のスイングアームに交換します。
S1スイングアームは既にレストア済みです。

その前に、ミッションカバー辺りからのオイル漏れを修理します。

スプロケを外してみると、その奥のオイルシールから漏れていました。


オイルシールを外します。

新しいオイルシールを圧入します。

古いオイルシールを重ね、スプロケをセットし、スプロケボルトの締め込みで圧入します。

オイルシールの深さはこのくらいです。

リヤホイールを外します。

ハブダンパーを点検します。問題ありません。

既存のスイングアームを外します。

S1スイングアーム用に準備しておいたカラーに差し替えます。

スイングアームを車体にセットします。

マフラーとオイルキャッチタンクの部分が干渉します。


サイレンサーステーにスペーサーを入れてマフラーを逃がします。


スプロケキャリアのボルトは緩み易いので、外したついでにトルクチェックしておきます。

リヤホイールを取り付けます。

フロントスプロケのボルトはネジロックを塗布して締め付けます。

締め付けトルクは規定値よりやや強めの9kg・mです。

締めたらマーキングしておきます。

S1スイングアームが装着できました。

続いて、キャブ後方の隔壁を製作します。

2個の大きい穴はブリーザーホース用です。

隔壁を取り付け、ブリーザーホースを配管します。

裏側はこんな感じです。

キャッチタンク側はやや太いので、エンジン側ホースは途中で変換しています。

続いて、オイルクーラー関係のリフレッシュです。

古いホースを外します。

オイル滲みのあるコアを外します。
走行チェックでは漏れ箇所が特定できませんでした。

コアの裏側は、ブラケットと接する部分がやや変形しています。

漏れはこの辺りでしょうか。


ブラケットはこんな感じ。

内部のオイルを洗浄し、エア圧を加えて漏れチェックします。

コアを水につけると直ぐに泡が出てきました。

その動画がこちら。
泡が出るのはドライバーで示しているこのフィンの奥です。潰れているところではありませんでした。

コアも新品交換します。外観には今まで通りの改造を加えます。

耳をカットし、サイドに穴を開け、塗装して完成です。

ホースは予め少し長めに切り出しておきます。

片側に新しいフィッティングをセットします。

オイル取出し口は純正改造品に変更します。

ホースを仮組します。

予定のルートに通し、長さを決めます。

反対側も同様に。

先ほどの長さでカットし、もう一方のフィッティングをセットして完成です。

車体に取り付けます。ホースのレイアウトはこんな感じです。


今回のメニューはこれで終了なので、チェック走行してきます。

油温を上げ、オイル漏れが無いことを確認します。

スイングアームもいい感じです。




