Z1000J1 F.Y様 試運転

お持ち込みのDYNA2000を取り付けます。

本体は中古、その他はほぼ新品とのことです。

 

外装を外します。

 

既存の純正点火系を取り外します。

 

コイルブラケットは新規製作し、オレンジプラグキャップは継続使用です。

 

コイルとブラケットを組み立てます。

 

コイルを車体に取り付けます。

 

プラグコードを製作します。コードはφ7ミリのシリコンコードです。

 

先ず、コイル側の端子をカシメます。

 

コードをコイルに接続し、現車合わせで長さを決めて切断します。

 

プラグ側の端子をカシメます。

 

端子をカシメたコードにプラグキャップを嵌めます。

 

プラグコードが完成しました。

 

コードを取り付けます。

 

タンク下に設置していたタコメーター用のスイッチは、ご希望のメーターパネルへ移設しました。

 

ダイナのユニットはキャブ隔壁の裏側に取り付けます。

 

これでラゲッジスペースは元のまま、犠牲にならずに済みました。

 

ピックアップも取り付けます。

 

ピックアップコイルハーネスのカプラーは割とオープンなので、湿気で接触不良が起き難いよう防湿グリースを塗布しておきます。

 

タコメーターへの配線も改造して接続します。

 

エンジンを始動してみると、1・4番に火が入りません。

あれこれ調べた結果、イグニッションコイルとピックアップコイルは異常無し、ユニットを手持ちのチェック用に替えると正常になりました。

 

ユニット単体の故障と判断し、新品ユニットだけを手配します。

とりあえずチェック用のユニットで走行することに。

 

チェーンは新品交換となりました。

 

チェーン調整前には、エキセントリックを回して左右の位置合わせをしておきます。

 

チェーンを取り付けます。

 

テールカウルのチリが合っていなかったので修正します。

 

夕方、日が落ちる前にチェック走行に向かいます。

 

さて、マフラーに施工した普通タイプのセラコート、排気の熱にどれだけ耐えられるでしょうか。

 

先ずはガレージ周辺で走行チェックします。

 

その後、マフラーに熱負荷をかけるべく、高速道へ向かいます。

 

今のところここまでの市街地では問題ありません。

 

20分ほど走って石川PAに到着しました。途中、80キロから100キロ巡行でした。

点火系とキャブセッティングは、スロットル全域で問題ありません。

 

マフラーの全体的なツヤはあまり変化が無いようです。

 

エキパイのヘッド寄り、最も高温と思われる部分のみ、セラコートが剥がれてきました。

 

普通のセラコートは耐熱600℃位とのこと、走行風で冷やされるとは言え、この部分はそれ以上の温度になるようです。

 

八王子ICで引き返します。

 

ガレージに戻りました。

 

セラコートの剥がれはあれから特に広がってはいないようです。

 

このまま暫く継続してテストしていただきましょう。

 

それ以外は特に問題無し。ツヤはそのままです。

 

新品のダイナユニットは、明日入荷予定です。