2年ほど前に新規輸入車をコンプリートで販売した車両です。
最近、エンジン失火で2気筒になっているとのことで、車両を引き上げてきました。

点火系を点検します。

始動不良でバッテリーを酷使したため外して充電します。
バッテリーケースの底にはかなりの白い粉が堆積しています。
使用していたのはMFバッテリーですが、この粉はバッテリー由来のものでしょう。

水拭きして落とします。


バッテリーのマイナスターミナルも、素線の断線が進んでいるので交換時期です。

プラグは平均してくすぶった状態です。

新しいプラグでクランキングすると、火花は飛んでいます。

プラグキャップの接続が緩い感じなので外してみると、硬化したコードの先端はばらけ気味です。
先端を少し切って、新しい断面を出します。


エンジンは始動するようになったので、失火の原因はバッテリーとプラグコードの劣化による接触不良と判断。
バッテリーとイグニッションコイル周りを交換することに。

純正新品のコイルとコードのセットを使います。
プラグキャップは、以前に交換済みの1・4番のNGKに合わせて、3・4番もNGKに。

コイルのステーは一部が破断していたので、中古の良品と交換します。

新しいイグニッションコイル周りを取り付けます。

バッテリーマイナスケーブルも新品交換します。

カプラーの端子には、接点復活剤を塗布しておきます。

エンジンオイルも減っていたので補充します。

タイヤのエアは、高過ぎなので適正値に調整します。

エンジンは調子良くなりました。念のため試運転します。
市街地でチェック後、高速道へ。

全域、問題無くふけるようになりました。


