フロントブレーキに続き、新しい構成のリヤブレーキにフルードを入れてエア抜きします。

オイルクーラーホースは既存のものを取り付けます。

キャブはCR31を継続使用します。20年間保管車なので、分解点検し、ジェッティングも確認します。

ドレンプラグのOリングはかなりヘタっていますね。

ほぼ潰れ代が無いので新品交換します。

フロートチャンバー側を分解点検。ジェット類も番手を確認。幸いガム質の堆積物などは無く、内部はきれいな状態でした。Oリングはフロートチャンバーの物もヘタっていたのでこちらも新品交換します。

続いてトップカバーを外し、ニードル周りを点検。カバーのガスケットも一部破れたのでそこだけ交換します。

アイドルアジャスターは便利なリモートタイプに変更します。

整備性を良くするため、ケーブル受けのネジ部は拡大してバカ穴にします。

スロットル周りも分解点検します。ケーブルはエンジンオイルで潤滑します。

スイッチボックスの位置決め突起が折れてハンドル側に残っていました。少し出っ張っていたので、スイッチボックスは不安定で回ってしまっていたようです。ハンドルに残った突起は、ポンチで沈めてからボックスを取り付けます。

キャブの取り付けだけでも、いろいろ最適化を図っていると1時間ほどかかってしまうものです。

左のハンドルスイッチは、W650純正新品で更新します。デザインはクラシックな感じでZ系によくなじみます。ウインカーはプッシュキャンセルなので便利です。但しパッシングは有りません。

こちらも位置決めの突起がありますが、これだとセットアップがしにくいので削り取ります。

ベルトサンダーで削り後はこちら。この状態でも締め付ければ回らずにしっかり固定されます。

バーエンドも新品交換し、ハンドル周りは完成です。

続いて電装系のフィッティングです。イグニッションはウオタニSP2 Ver.PAMSに変更します。先ずはコイルを取り付けます。

プラグキャップはワークス仕様定番のオレンジで組みます。

現車合わせでプラグコードの長さを決めてコードを製作します。

取り付け後はこちら。

ヘッドライトはシールドビームだったので、リムを移植して右のハロゲンタイプに変更します。

リムの移植後はこちら。これに加えヘッドライトリレーも装着します。

メインハーネスはZ750FX1用の社外新品を使います。バッテリーケーブルや、その他の電装ユニットも新品交換します。

明日には電装品のまとめが終わり、エンジン始動できそうです。完成までもう少し。


