ヘッドを分解点検します。

バルブを外します。ステムとガイドのガタは限度値内でした。

昨年2月にエンジンオーバーホールをしたこちらの車両、調子よく4000キロほど走っているとのことで、今回はエンジンオイルとフィルター交換のご依頼です。オーバーホール後の様子も見てみましょう。
先ずはエンジンオイル交換です。分割式のマフラーなので、集合部以降を外します。
分解したエンジンを内燃機加工に出すので準備します。今回の仕様はシリンダーボアのボアアップ。現状のノーマルφ69.4ミリからφ76ミリへ拡大し、排気量は1198ccになります。ノーマルシリンダーベースとしては一般的に最大排気量となります。
ボアアップにより、シリンダースリーブも入れ替えて大径化します。そのままではクランクケースに収まらないので、ケース側もボアアップするので、加工に支障となるシリンダースタッドを外します。通常はダブルナットにして回して外しますが、この個体は固着が強いのでなかなか回りません。
ドレミ製モーリスマグの修理のご依頼です。修理と原因究明、カラー製作に必要な部位だけお持ち込みいただきました。スプロケキャリアのカラーが削れてベアリングも破損しています。
元はこの状態で入手した車両とのこと。何か整備不良でもあったのでしょうか。原因はおおよそ見当が付きました。